[名所行事案内] −奇岩(9万年前の阿蘇火砕流跡) [山内区]− 戻る
大分県の中南部に位置する「おおいた豊後大野ジオパーク」は、その地勢的特徴から、4つのエリアに分かれます。 北部には、新生代・中生代の火山噴出物や中生代の貫入岩類で構成される「大野山地」。 南部には、ジュラ紀・付加体で構成される「南部の山地帯」。 西部には、新生代・第三紀の火山岩類からなり、コールドロン地形を呈す「西部山岳地帯」。 そして、これらの山々に囲まれた、「大野川盆地」と呼ばれる低地に区分されます。 大野川盆地には、白亜紀・海成層「大野川層群」が存在しますが、今から9万年前、阿蘇火山4度目の破局的噴火によって発生した超巨大火砕流により埋め尽くされました。新たな基層となった阿蘇-4火砕流堆積物は、歴史、文化、生活に大きな影響を及ぼしました。 これら4つのエリアには、凝灰岩などの代表的な地質要素のほかに「自然」、「産業」、「無形文化遺産」など、様々な要素を含んだジオサイトが存在します。 [出典:おおいた豊後大野ジオパーク]