[名所旧跡案内] −円行寺 [柴北下区]−  戻る

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 円行寺 玉宝山円行寺、浄土真宗、本願寺派。柴北にある。檀家をはじめ、地区の信仰の中心である。
 円行寺ははじめ宇津尾木にあったが昭和25年4月14日火災にあい全焼し、昭和26年10月現在地に移転した。 本尊は阿弥陀如来である。寺内には本堂をはじめ、鐘楼、裡、隠寮などがある。現住職は釈宏彰、先住は釈静円である。
 檀家は宇津尾木、山田、黒松、葛川、柴北下、真萱、板床、犬飼町部、大分市などにある。1月1日、早朝に修正会が 催され、除夜の鐘つきに集まった人々も参列する。
 続いて檀家や信者の正月まいりがあり、参った人々には甘酒の接待がある。
 春の彼岸会、秋の彼岸会、春分、秋分を中心に3日間の彼岸会が催され、住職のお説教があり、彼岸団子がふるまわれる。
 4月29日 蓮如上人御正当
 4月29日 親鸞上人降誕会
 8月14日、15日 ウラ盆会 檀家をはじめお参りが多い。
 12月20日〜23日頃 御正忌報恩講、説教師の都合などにより期日の変更がある。檀家の人は勿論遠近からのお参 りが多い。毎日住職や説教師による法座が開かれ甘酒の接待がある。満座の日にはお斎食が出される。
 12月31日は除夜の鐘つき。遠近から大人や子供がたくさん集り賑やかに鐘つきが行われる。集まった人には1人1人 に順番礼が配られ、順番札に従って人々が108の鐘をつく。庭には大焚火が催され、人々に熱い甘酒がふるまわれる。
 [出典:長谷の里生活誌(犬飼町長谷老人会 昭和58年3月31日発行)]