平成28年4月25日 農地活動先進地研修会 レポート
【上の写真は今回の研修地の東峰村ホームページ記載写真です】
研修日 :平成28年4月25日(月)
研修先 :福岡県朝倉郡東峰村
研修参加者:後藤嘉玄 代表、穴見純一 副代表、阿南博文 事務局、稗田基雄 会計、甲斐照昭
先方対応者:東峰村村議会議員 副議長 長澤貞義氏 、東峰村役場 農林観光課 課長補佐 城 辰也氏
内容:
阿南博文事務局の学生時代からの友人である長澤貞義副議長のつながりと、東峰村が農地の交付金活動を活発に行っている事から東峰村を訪問しました。
25日の朝大分を出発し大分自動車道で朝倉郡東峰村に向かいました、東峰村役場宝珠山庁舎で長澤氏、城氏と合流し御挨拶の後さっそく現地に向かいました。
写真右:長澤副議長、左:城課長補佐
東峰村は、平成17年3月28日に旧小石原村と旧宝珠山村が合併して発足した人口2300人の自治体です
栗ヶ畑を思わせるような山間を日田彦山線沿いに車で進み【日本の棚田百選】の竹地区の棚田の耕作地に到着しました。
見渡すと見事に手入れされ管理されている全て石垣作りの耕作地に目を見張りました、近くの石垣では農家の方が草取り作業を行っていました、
これらの耕作地は全て中山間交付金活動を行っているとのことです。
写真は石垣の草取り作業
写真はレンゲの耕作地
少し下ったJRの駅は無人駅ですが綺麗に整備され、近くには湧水の販売所が設置されて数台の水くみの車が駐まっていました。
さらに少し下ると一面レンゲの耕作地が多くあり、レンゲ米としてブランド化して販売しているとの事です。
イノシシや鹿などの獣害対策用の金網も全て設置していますが景観に配慮して全て山側の目立たない場所に広範囲に設置されています。
写真は無人駅と湧水自動販売所
次に東峰村の宝珠山地区の平坦な耕作地を案内して頂きました。
この地域は耕作地の傾斜が少ないので多面的機能交付金活動を行っています。
獣害対策の金網柵も耕作地道路の外側に広範囲に設置整備されていました、道路のゲート部にはりっぱな扉が設置され毎日午後6時に
閉鎖される旨の表示板があり、地域で管理されている様でした。
東峰村の規模及び農地交付金取組状況
・村内人口:2300人
・村内面積:57Km2
1.平成27年度の農地関係交付金活動状況
・中山間地域等直接支払制度
参加農家数: 462人
対象面積 : 126.09ha
交付金額 : 24,355,981円
・多面的機能支払交付金制度
参加農家数 : 70人
対象面積 : 41.57ha
交付金額 : 3,590,424円
東峰村の全ての対象農地で交付金活動を行っている。
2.これまでの実施済み事業
宝珠山地区での中山間地域総合整備事業(県営一般型)平成15年〜平成21年度
(中山間地農地交付金事業とは別の県の事業)
【事業概要】
◎事業実施期間 平成15年〜平成21年度
◎受益耕作地面積 79.6ha
◎総事業費 12億7300万円
◎事業内容
・農業用用排水施設 溜 池:5箇所
・ 〃 用排水路:11水路 2.5Km
・農 道 農 道:5路線 1.2Km
・農用地保全 畦畔コンクリート 27.0Km
・集落農道 集落農道:1路線 0.4Km
・農業集落防災安全施設 防火水槽:2箇所
・ 〃 防犯灯 :120箇所
・活性化施設 棚田交流館:1棟 150m2
・交流施設基盤 東峰自然公園 8000m2
・施設館連絡道 ふれあい橋 41m